一覧に戻る

2012.12.24 檀家

檀家とはどのようにできたのか?
南北朝時代から室町時代になり、地域共同体である近世の村と言われる惣村が形成されると、農民達は葬祭・仏事を寺院に委託する代わりに、寺院の維持費を負担するようになり、自然発生的に檀家関係が誕生しました。
檀家関係が確立すると庶民が墓を所有する事になり、よりいっそう寺壇関係が深まっていきました。また江戸幕府はキリシタン禁制を目的として、キリシタンでない事を証明するために設けられた寺請制度がダメ押しとなり寺と檀家の関係が強固たるものになったようです。
寺請制度とは、一家一寺で誰もがどこかの寺の檀家にならないといけない制度で、仏教は事実上の国教扱いとなり、寺が戸籍事務を代行するようになりました。
これらの一つ一つの事がたび重なり、寺壇関係が深まっていったようです。しかし、現在はどうでしょうか?宗教者とは付き合いもないし、お金もかかるしと寺離れが多く見受けられます。昔はお互いに助け合う事で寺壇関係が成立していたのです。何故、今は?お寺も真剣に考える時期を迎えています。それは葬祭業者でも同じ事です。真剣に相手の事を考えて、努力して本当に価値のある物にしていかなければ、時代に付いていけず埋もれてしまいます。





「東京の家族葬は8万9千円からのダビディア」




一覧に戻る