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2013.08.14 火葬について

先日、「土葬がきるようになりました。」という内容のDMが届きました。

特に土葬へのこだわりは無いので喜ぶ理由もなく、また現在の墓埋法では土葬が禁止されて

いる場所がほとんどなので信憑性も確かめていないのですが、なぜいまさら土葬なのか?は、

ちょっとわかりませんが、どのように土葬が長い年月をかけて火葬に変化していったのか?

仏教葬儀と火葬は密接な関係にあります。

仏教葬儀が進展していった室町時代後期以降に貴族や武士の間で火葬が多くなっていきまし

たが、まだまだ民衆の間では土葬でした。

明治時代中期での火葬率は全体の3割未満なので、民衆レベルでは仏教と火葬の結びつきは

それほど強くなかったと考えられます。このころは、すぐに火葬とはいかず、火葬の進展を妨げた

原因には、施設を整えることや燃料の問題もあったようです。

また、火葬率は地域や階級による格差が大きく江戸(東京)などの大都市では火葬率が高く、

また京都市にいたっては明治時代の初期に市街地墓地への土葬が禁止されたこともあり、

明治39年の時点で火葬率が全体の3割に対して80%を超えていたというのですから驚きです。

このように火葬は、大都市かつ上流階級に最初に根付いたのです。そして、それが人のステー

タスとされ、徐々に増えていったのが1つの理由かと思います。

 

 

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